Isotelus / イソテルス
Isotelus (イソテルス)は、北米のオルドビス紀の地層から産出する三葉虫です。Asaphida (アサフス目)の中のAsaphoidea (アサフス超科)、Asaphidae (アサフス科)に属するため、多くのロシア・オルドビス紀三葉虫と同じ仲間となります。
Isotelus (イソテルス)は、特に大型化する三葉虫として知られ、そのうちカナダ・ハドソン湾からのIsotelus rex (イソテルス レックス)は、体全体が保存された三葉虫としては世界最大の、縦72cmもの大きさが記録されています。他に、米・オハイオ州の州化石にも認定されているI.maximus (I.マキシムス)も25cm以上の完全な個体がたまに見つかることもある他、米・NY州やカナダ・オンタリオ州にまたがるTrenton Group (トレントン群)からのI.gigas (I.ギガス)などがこの属の代表種です。