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Isotelus / イソテルス

Isotelus (イソテルス)は、北米のオルドビス紀の地層から産出する三葉虫です。Asaphida (アサフス目)の中のAsaphoidea (アサフス超科)、Asaphidae (アサフス科)に属するため、多くのロシア・オルドビス紀三葉虫と同じ仲間となります。

Isotelus (イソテルス)は、特に大型化する三葉虫として知られ、そのうちカナダ・ハドソン湾からのIsotelus rex (イソテルス レックス)は、体全体が保存された三葉虫としては世界最大の、縦72cmもの大きさが記録されています。他に、米・オハイオ州の州化石にも認定されているI.maximus (I.マキシムス)も25cm以上の完全な個体がたまに見つかることもある他、米・NY州やカナダ・オンタリオ州にまたがるTrenton Group (トレントン群)からのI.gigas (I.ギガス)などがこの属の代表種です。

Isotelus maximus
イソテルス マキシムス
【ISO-001】
オルドビス紀中期
Arnheim Formation
Ohio
詳細写真 USA
本体 : 縦11.1cm(直線測定) x 幅7cm
SOLD 母岩 : 21cm x 25cm
価格 : ¥143,000 (税込¥154,440)
特記 : 時に25cmを超えることもあるこの大型種としては、ちょうど中位の個体の、しかし見事な保存状態の標本です。
もっとも、この種の完体標本は2cmから数cmほどのものが最も主流であり、この標本のように10cmを超える個体でこの保存状態を探すのはなかなか容易ではありません。25cmという母岩のために、母岩割れに伴う補修は免れませんが、元々完璧な保存状態の個体であり、また剖出も一級の技術により大変丁寧に行われているため、大きな個体で失われることの多い外殻もほとんど完全に残されています。部位欠損もなく、頭部先端や両頬棘もオリジナルであり、また補修補填も母岩割れに伴う最低限のもの以外にはないため、このクラスの個体の標本としては限りなくベストに近い標本です。