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Kettneraspis / ケットネラスピス

Kettneraspis (ケットネラスピス)は、Odontopleurida (オドントプルーラ目)中のOdontopleuroidea (オドントプルーラ超科)、Odontopleuridae (オドントプルーラ科)に属します。この科にはモロッコや米オクラホマ州のデボン紀から産出するDicranurus (ディクラヌルス)、Leonaspis (レオナスピス)などがいます。この科の特徴は、何といってもたくさんの長い派手な棘です。

ほとんど同じような姿をしているKettneraspis (ケットネラスピス)とLeonaspis (レオナスピス)ですが、実は学術的にもその線引きには諸説あり、商業的にもしばしば混同される傾向があります。大きな違いと言われているのは、尾棘の最後の4本について、Kettneraspis (ケットネラスピス)は長い2本の内側に短い2本があるのに対し、Leonaspis (レオナスピス)は同様の長さのものが4本あることです。しかし、最近のモロッコ産の一部についてはこれに当てはまらないものも出てきており、さらなる研究を待つ必要がありそうです。

Kettneraspis sp.
ケットネラスピスの一種
【KTT-003】
デボン紀前期
Oufaten area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦3.6cm(棘を入れて)
SOLD 母岩 : 8cm x 10.5cm
価格 : ¥58,400 (税込¥64,240)
特記 : ハミー氏による標本です。
写真のように縦と横にそれぞれ母岩割れ接着がありますがもちろん補填や着色等は一切ありません。写真では分かりづらいですが、この種としては間違いなくかなり大きな個体です。真っ黒な置換鉱物は斜め方向の模様までも分かるほど表面の光沢が維持されており、彼の技術で丁寧に剖出されたことが一目で分かります。レオナスピス/ケットネラスピスには尾板だけでもバリエーションがあり、それを基準に複数集めてみるのも面白いかもしれません。