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Kettneraspis / ケットネラスピス

Kettneraspis (ケットネラスピス)は、Odontopleurida (オドントプルーラ目)中のOdontopleuroidea (オドントプルーラ超科)、Odontopleuridae (オドントプルーラ科)に属します。この科にはモロッコや米オクラホマ州のデボン紀から産出するDicranurus (ディクラヌルス)、Leonaspis (レオナスピス)などがいます。この科の特徴は、何といってもたくさんの長い派手な棘です。

ほとんど同じような姿をしているKettneraspis (ケットネラスピス)とLeonaspis (レオナスピス)ですが、実は学術的にもその線引きには諸説あり、商業的にもしばしば混同される傾向があります。大きな違いと言われているのは、尾棘の最後の4本について、Kettneraspis (ケットネラスピス)は長い2本の内側に短い2本があるのに対し、Leonaspis (レオナスピス)は同様の長さのものが4本あることです。しかし、最近のモロッコ産の一部についてはこれに当てはまらないものも出てきており、さらなる研究を待つ必要がありそうです。

Kettneraspis sp.
ケットネラスピスの一種
【KTT-002】
デボン紀前期
Oufaten area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦2.5cm
SOLD 母岩 : 9cm x 8cm
価格 : ¥38,400 (税込¥42,240)
特記 : ハミー氏からの標本です。
彼からの標本ですので、母岩割れ接着以外に樹脂による補填や着色等は一切ありません。この種としては大きくはないサイズですが、剖出はかなり丁寧になされており、特徴的な長い棘はもちろんのこと、胸部に並ぶ小さな突起も拡大写真の通りにほぼすべて丁寧に剖出され、頭部縁に至ってはすべて宙に浮かされている仕上がりです。十分にこの種の決定版的標本になり得るトップクラスの品質の標本です。