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Leonaspis / レオナスピス

Leonaspis (レオナスピス)は、Odontopleurida (オドントプルーラ目)中のOdontopleuroidea (オドントプルーラ超科)、Odontopleuridae (オドントプルーラ科)に属します。この科にはモロッコや米オクラホマ州のデボン紀から産出するDicranurus (ディクラヌルス)、Kettneraspis (ケットネラスピス)などがいます。この科の特徴は、何といってもたくさんの長い派手な棘です。

Leonaspis (レオナスピス)は、学術的にも一時期Kettneraspis (ケットネラスピス)との線引きに諸説あったため、商業的にもしばしば混同される傾向があります。大きな違いと言われているのは、尾棘の最後の4本について、Kettneraspis (ケットネラスピス)は長い2本の内側に短い2本があるのに対し、Leonaspis (レオナスピス)は同様の長さのものが4本あることです。しかし、最近のモロッコ産の一部についてはこれに当てはまらないものも出てきており、さらなる研究を待つ必要がありそうです。

Leonaspis sp.
レオナスピスの一種
【LEO-010】
デボン紀前期
Oufaten area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 幅2.3cm
SOLD 母岩 : 6.5cm x 6cm
価格 : ¥49,800 (税込¥¥54,780)
特記 : ハミー氏剖出よる標本です。
母岩割れ接着がありますがそれほど大きな影響はありません。左頬のずれや肋棘がない部分もありますが、この辺はこのような種類にはごく自然なことで許容範囲かと思います。この種類は大きくはないものですが、彼の手にかかればこのような棘が多めの種類はやはり迫力を感じられます。表面も小さな粒までしっかり剖出されており、彼剖出のトップクラスのものとして手元に置いておきたい種類の一つかもしれませんね。