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レバノン産 カブトガニ化石

生きた化石として知られるカブトガニは、Arthropoda (節足動物)のChericerata (鋏角亜門)に分類されます。"カニ"という名前がついているものの、実際はクモやダニ、あるいは古生代に繁栄したウミサソリの仲間です。

カブトガニの化石は、その祖先がカンブリア紀に出現して以降、世界中の地層から産出しますが、比較的繁栄した生物の一つであるために実際は様々な種類のものが存在します。その中にあって、レバノン白亜紀後期の地層から産出するものは、今でも瀬戸内海や北九州の一部で見られる国内の現生カブトガニに最も近いことで知られています。実際、両者は同じカブトガニ科 (Limulidae)の中の同じカブトガニ属 (Tachypleus)に分類され、国内の現生のカブトガニがTachypleus tridentatus (タキプレウス トリデンタトゥス)、レバノンからの化石ものがTachypleus syriacus (タキプレウス シリアクス)と、約1億年の時を隔ててもなお二つは同じ属に分類される仲間です。なお、レバノンでのカブトガニ化石の産出数はかなり限られ、この地ではかなり希少な化石の一つとなっています。

Tachypleus syriacus
(タキプレウス シリアクス)
【LLM-001】
白亜紀後期
Sannine Formation
Nammoura, Mount Lebanon
詳細写真 Lebanon
本体 : 縦18cm x 幅9.8cm
母岩 : 36cm x 23cm
価格 : ¥88,000 (税込¥96,800)
特記 : 国産カブトガニに最も近いカブトガニ化石の見事な完体標本です。
補填や書き込み等は一切ありません。またこの大きなプレートにかかわらず割れもない見事な一枚岩の標本です。20cm近い十分な大きさのある個体です。剖出自体は周りを削った簡単なもので、体の右下辺りなどはまだ埋まったままのようですが、体全体がしっかり保存されていることは確かです。この産地のものはよく出回る独ゾルンホーフェンのものに比べると凹凸もコントラストもなく、殻など硬い部分がチョーク化して白くなっている程度のものが通常ですが、産出は少なく希少な化石の一つです。独ゾルンホーフェンのものと比べ化石市場では目立たない存在ですが、実は国産の現生カブトガニに最も近いものはこのレバノン産のものであるため、もしカブトガニにこだわりを持っておられる方には特にお薦めです。