レバノン産 ヒトデ化石
レバノン中部の白亜紀後期の地層からのヒトデは、実際にはクモヒトデであるGeocoma libanotica (ゲオコマ/ジオコーマ リバノティカ)です。通常のヒトデとクモヒトデの大きな違いは、ヒトデが体の裏側全体にある管足で移動するのに対し、クモヒトデはその長い腕を直接動かし移動することでしょう。このクモヒトデGeocoma (ゲオコマ/ジオコーマ)は、ヨーロッパのジュラ紀から産出する種類で、独ゾルンホーフェンからのものが最も有名です。レバノンでは、現地のメイン採掘所であるHakelで比較的多く産出します。