Meadowtownella / メドウタウネラ
Meadowtownella (メドウタウネラ)は、オルドビス紀の三葉虫で、Odontopleurida (オドントプルーラ目)中のOdontopleuroidea (オドントプルーラ超科)、Odontopleuridae (オドントプルーラ科)に属します。その風貌の通りこの科には、モロッコや米オクラホマ州のデボン紀からのKettneraspis (ケットネラスピス)やLeonaspis (レオナスピス)、チェコ・シルル紀のMiraspis (ミラスピス)の他、さらに棘が多く派手な風貌をしているDicranurus (ディクラヌルス)やロシア・オルドビス紀のBoedaspis (ボエダスピス)もこの科に属しています。
北米からのMeadowtownella (メドウタウネラ)は、カナダ・オンタリオ州やケベック州のオルドビス紀後期Trenton GroupからのM.trentonensisに加え、それと同等の地層で2000年代に入り一時的に再び採掘された米NY州のWalcott–Rust Quarryからのものが知られています。また米中東部ケンタッキー州からオハイオ州・インディアナ州に広がるオルドビス紀後期Kope層からも同様のものが見つかりますが、こちらはPrimaspis (プリマスピス)という属名が一般的です。もっとも、このMeadowtownella (メドウタウネラ)とPrimaspis (プリマスピス)という属名は、商業的にも同等のものとして併用されることがあります。