モロッコ産 棘皮動物
棘皮動物/Echinodermsは、ウニ, ヒトデ, ナマコなど、棘皮動物門 (Echinodermata)に属する生物で、成体はどれも五放射相称の形をしています。Asteroidea (ヒトデ綱)、Crinoidea (ウミユリ綱)、Cystoidea (ウミリンゴ綱)、Blastoidea (ウミツボミ綱)、Edrioasteroidea (座ヒトデ綱)、Ophiuroidea (クモヒトデ綱)が化石で見つかるその主要なものです。
モロッコからの棘皮動物の化石は、古生代カンブリア紀からデボン紀までのもの、中生代白亜紀およびジュラ紀のものがほとんどです。オルドビス紀のヒトデやウミリンゴ、また話題を呼んだバージェス頁岩動物群と似た形状のもの、シルル紀の美しいウミユリ、ジュラ紀や白亜紀の立体的に保存されているウニが特に有名です。