Scyphocrinites elegans / スキフォクリニテス エレガンス
ウミユリはEchinoderms/棘皮動物の中のCrinoidea (ウミユリ綱/Crinoids)に属し、その一部は現在でも主に深海などに生息しています。Scyphocrinites (スキフォクリニテス)は、その中のCamerata (円頂亜綱)、Monobathrid (目)、Glyptocrinina (亜目)、Melocrinitace (超科)の中のScyphocrinitida (スキフォクリニテス科)に属します。Scyphocrinites (スキフォクリニテス)は、lobolithと呼ばれる球状の浮きにぶら下がって海面を漂う生態であったと考えられており、実際に北米からヨーロッパ、アフリカ、アジアに渡る世界の広い範囲のシルル紀後期からデボン紀初期の地層から見つかっています。
モロッコからは、モロッコ南西部に広がるAnti-Atlas (前アトラス山脈/アンチアトラス山脈)の、主にErfoudの東、およびOugartaの南のシルル紀後期の地層から産出します。Scyphocrinites elegans (スキフォクリニテス エレガンス)は元々ボヘミアからものに対するものですが、この地域からのものにもこの学名が使用されています。この地域のものは密生した状態で産出することが多く、保存状態も大変良好、またその種名の通りに大変美しい姿が魅力です。
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