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Neocalmonia / ネオカルモニア

Neocalmonia (ネオカルモニア)は、Phacopida (ファコプス目)中のAcastidae (アカストイド科)に属します。この科には、Coltraneia (コルトラネイア)、Hollardops (ホラドプス)、Metacanthina (メタカンシナ)、Morocconites (モロッコニテス)から、Comura (コムラ)やPsychopyge (シコピゲ)、Walliserops (ワリセロプス)に至るまで、モロッコ・デボン紀三葉虫のその多くが属しています。しかしながら、このNeocalmonia (ネオカルモニア)自体は元々アフガニスタンからのものにつけられた属であり、現在までのところ他にスペインからのものがあるだけで、モロッコ産のものに対しての記載はありません。そのためここでは便宜上この特徴的な尾板を持つこの属名を使用することとなります。このモロッコ産のものは、前方のヘラがないPsychopyge (シコピゲ)に近い印象を受けますが、大きさは2-3cm程度しかなく、学名も含めて今後の研究が待たれます。

Neocalmonia sp.
ネオカルモニアの一種
【NCL-001】
デボン紀中期
Taouz
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦2.2cm(直線測定)、幅1.3cm(頬棘入れず)
SOLD 母岩 : 8cm x 7cm
価格 : ¥56,400 (税込¥60,912)
特記 : ハミー氏の工房からの標本です。
母岩割れが縦に走るために見栄えが悪く、また尾板も少しずれているためにこの価格での提供となりますが、実際は産出が大変少ない非常に珍しい種類の標本です。2cm強という大きさながら、彼の工房からの剖出技術により、両眼に複眼が観察でき、左は母岩割れの影響があるものの、右は一つ一つのレンズが確認できるほと完璧な剖出です。母岩割れ接着以外に補填等は一切ありません。