Cyphaspis / キファスピス
Cyphaspis (キファスピス)は、Proetida (プロエトゥス目)の中のAulacopleuroidea (アウラコプレウラ超科)、Aulacopleuridae (アウラコプレウラ科)に属しており、非常に長いgenal spine (頬棘)および胸部中心からのaxial spine (軸棘)が最大の特徴です。現地モロッコでは以前よりOtarion (オタリオン)という名前で呼ばれてきましたが、最近では市場でも学術的に記載された名前であるCyphaspis (キファスピス)で呼ばれることがほとんどとなってきました。
devil's horn (デビルホーン)と呼ばれる2本の頭部の棘が特徴的なC.walteri (C.ワルテリ)、全身が小さな棘に覆われているC.boutscharafinense (C.ボウチャラフィネンセ)、Gerastos (ゲラストス)のような胴体に非常に長い頬棘と軸棘が特徴的なC.eberhardiei (C.エベルハルディエイ)、それにさらに頭鞍頂部に小さな突起があるCyphaspis eximia (C.エキシミア)の他、さらに異なる姿をしたものがモロッコからだけでも数多く報告されています。