Paciphacops / パシファコプス
Paciphacops (パシファコプス)は、Phacopida (ファコプス目)の中のPhacopina (ファコプス亜目)、Phacopoidea (ファコプス超科)、Phacopoidae (ファコプス科)と、典型的なPhacops (ファコプス)の仲間です。Paciphacops (パシファコプス)は、Phacops (ファコプス)に比べ、頭部が長細い特徴があります。主に北米から産出し、米オクラホマ州のデボン紀前期のHaragan Fm.(ハラガン層)からのPaciphacops campbelli (キャンベリ/カンプベリィ)、米テネシー州の同じくデボン紀前期のBirdsong shale (バードソング層)などからの、Paciphacops birdsongensis (パシファコプス バードソンジェンシス)などが代表的な種類です。
※ 米オクラホマ州からのKainops raymondi (カイノプス レイモンディ/ライモンディ)とPaciphacops campbelli (キャンベリ/カンプベリィ)は見た目が非常に似通っていますが、複眼を詳しく観察すると、Kainops (カイノプス)は縦一列に6から7個に対し、Paciphacops (パシファコプス)は3から4個で、これによりPaciphacops (パシファコプス)の方が体に対する目の割合が小さくなり、両種は比較的簡単に見分けることができます。Haragan Fm.(ハラガン層)では、Paciphacops (パシファコプス)の方が産出量が少ない種類です。