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Placoparia / プラコパリア

ポルトガルの中央部から北部にかけての広い範囲でオルドビス紀の地層が露出しています。その中でもValongo Formation (ヴァロンゴ層)と呼ばれるオルドビス紀中期の地層からは、オルドビス紀を代表するたくさんの三葉虫が産出することで世界的に有名です。特に最近、北部Arouca近くCanelasの建材用スレート採掘所にあるこの地層からは、何と大きさが70cm(不完全のものでは推定90cmほど)という世界最大級の三葉虫が産出したことでも話題となっています。(この地域は現在UNESCO Geopark/ユネスコ ジオパークに登録され、地球の歴史など様々な啓蒙活動に重要な役割を果たしています。)

このポルトガル・オルドビス紀Valongo Formation (ヴァロンゴ層)からの三葉虫は、そのほとんどが地中で圧縮変形をしていることから、一目でこの産地のものと分かります。またこの地層はLlanvirn (ランビルニアン)からLlandeilo (ランディリアン)に属するため、St.Petersburg (サンクトペテルブルグ)周辺から産出するロシア産三葉虫とほぼ同時代となり、それ故に同じような種類が産出することでも非常に興味深いものです。

Placoparia (プラコパリア)は、Phacopida (ファコプス目)のCheirurina (ケイルルス亜目)、Pliomeridae (プリオメラ科)に属しているため、ロシア産オルドビス紀三葉虫のPliomera (プリオメラ)と同じ仲間です。特にこの科の種類は、深い溝により節が分かれている胸部と尾板が特徴で、当時同じゴンドワナ大陸であったと考えられているイギリスやボヘミアのオルドビス紀の地層からは、全く同じようなPlacoparia (プラコパリア)が産出することでも知られています。

Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-019】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.3cm (直線測定) x 幅1.8cm
SOLD 母岩 : 11cm x 11cm
価格 : ￥4,000 (税込￥4,400)
特記 : ごく平均的サイズの個体の標本です。
胸部と尾部に若干の損傷があるものの、全体がきれいに保存されています。このプレートにはエクティレヌスのネガ(凹)型が残っており、これらの種類が同じ海に生息していたことを示す貴重な資料となっています。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-018】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦3.5cm (直線測定) x 幅1.5cm
SOLD 母岩 : 11cm x 11cm
価格 : ￥6,300 (税込￥6,930)
特記 : 今回の中で最大で、おそらく最大級の個体と思われます。
頭部表面が若干剥げているものの、頭部先から尾板先端まですべて保存されており、部位の欠けはありません。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-017】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦3.3cm (直線測定) x 幅1.5cm
SOLD 母岩 : 8cm x 10cm
価格 : ￥4,000 (税込￥4,400)
特記 : 少なくとも4個体分が確認できる、大変興味深いプレートです。
もっとも完全に近い個体は3cmを超えており、この種類としては大変大きな個体です。このプレートでは、全体像、尾板のみ、横から、丸まったもの等、この種類を様々な角度から観察することが可能です。ある程度まとまって生息していたことを示す貴重な資料でもあります。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-016】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.6cm (直線測定) x 幅2cm
 母岩 : 9.5cm x 14cm
価格 : ￥4,200 (税込￥4,620)
特記 : 平均的サイズより若干程度大きめ個体の、頭部先から尾部先端まできれいに保存された標本です。
どうしても採掘時に胸部端などはネガ(凹)プレートの方に行ってしまうようので、この標本も若干端に損傷がありますが、美しい完体標本に間違いありません。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-015】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.8cm (直線測定) x 幅2.5cm
 母岩 : 10cm x 12cm
価格 : ￥4,200 (税込￥4,620)
特記 : 縦が3cm近くながら、横も2.5cmありますので、これは平均サイズよりも一回り以上大きな個体です。
右から後方にかけて地中で圧縮を受けており、特に胸部右および尾部先端部が確認しづらい状態となっています。しかし写真を見る限りは胸部右はすべて観察できますし、尾部も周りの母岩の色の様子から欠けてなくなってしまったという感じではないようですがどうでしょうか。その部分の拡大写真を多めに掲載致します。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-014】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.1cm (直線測定) x 幅0.9cm
 母岩 : 9x11cm & 7.5x8cm
価格 : ￥5,100 (税込￥5,610)
特記 : ほぼ完全な2個体が載っているマルチプレートのポジネガ(凹凸)標本です。
頭部が確認できる方の個体は、右頬の上には岩石が載っています。もう一方の個体も頭部は岩石の下に埋もれているようです。このプレートも近くにBrachiopod/腕足類が確認できますので、この三葉虫は少なくともこの貝類がいる場所と同じところで生息していた可能性が大きいようです。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-012】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.4cm (直線測定) x 幅1.7cm
SOLD 母岩 : 9cm x 11cm
価格 : ￥4,000 (税込￥4,400)
特記 : 平均サイズの美しく保存された標本です。
胸部左側は一部岩石の中にまだ埋もれているようですが、頭部先端から尾板先まできれいに保存されています。右端は拡大写真の通り、しっかり残っているようです。近くには同じサイズ個体のネガ(凹)も確認できますので、この種類はどうもある程度まとまって生息していたようですね。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-011】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.6cm (直線測定) x 幅2cm
 母岩 : 9.5cm x 9cm
価格 : ￥4,000 (税込￥4,400)
特記 : 平均的サイズより若干大きめかという個体の、美しく保存された標本です。
尾板先はわずかに丸まっているようです。典型的なこの産地の状態の良い標本です。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-010】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦1.4cm (直線測定) x 幅0.8cm
SOLD 母岩 : 6cm x 9.5cm
価格 : ￥4,500 (税込￥4,950)
特記 : こちらは完体の個体に加え、さらに別の3個体のパーツ、および貝の化石が入ったマルチプレートです。
完体の個体は小さめサイズながら、他の個体はその頭部の大きさから平均的サイズのようです。従いまして、この種類はこうして幼体から成体までまとまって生息していた可能性も見てとれる興味深い標本です。その中にBrachiopod/腕足類の化石があることも、さらに想像力をかき立てます。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-009】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2cm (直線測定) x 幅1.3cm
 母岩 : 9cm x 9cm
価格 : ￥2,800 (税込￥3,080)
特記 : ちょうど平均サイズの、全体がきれいに保存された標本です。
頭部先から尾板先端まで保存されているものの、写真の通りに頭部と胸部が開いており、周りにも部分化石があることから、脱皮後の抜け殻の可能性もある興味深い標本です。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-008】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦1.3cm (直線測定) x 幅1.1cm
 母岩 : 3.5x5.5cm & 6x8cm
価格 : ￥4,000 (税込￥4,400)
特記 : 今回の入荷分の中で最も小さな個体のポジネガ標本です。
割れ具合により頭部の一部がネガ側に行ってしまっていますが、小さな個体ですので実際は本当にわずかです。頭部先から尾板先端まで美しく保存されている完全体ポジネガ標本です。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-006】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦1.5cm (直線測定) x 幅1cm
 母岩 : 9cm x 7.5cm
価格 : ￥2,800 (税込￥3,080)
特記 : こちらは小さな個体の標本です。
拡大された写真で観察すると右端が若干擦れているような印象を受けますが、この大きさですので実際は本当にわずかです。この大きさにも関わらず、頭部先から尾板先端まで美しく保存されています。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-003】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦3cm (直線測定) x 幅1.5cm
 母岩 : 11.5cm x 7.5cm
価格 : ￥5,000 (税込￥5,500)
特記 : 平均より大きなサイズの、これも完全体の標本です。
この産地特有の典型的な圧縮変形はあるものの、割れのない一枚岩の上の美しい個体です。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-002】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2cm (直線測定) x 幅1cm
 母岩 : 7cm x 16cm
価格 : ￥4,000 (税込￥4,400)
特記 : この種類としてはちょうど平均的なサイズ、そして完全体の標本です。
割れのない一枚岩の上の、赤茶色の個体が印象的な標本です。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-013】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.9cm (直線測定) x 幅1.2cm
SOLD 母岩 : 8cm x 11cm
価格 : ￥7,000 (税込￥7,560)
特記 : 大きめの個体の美しく保存された標本です。
この標本の最大の特徴は、何と言ってもその横にある幼体のネガ(凹)の存在です。この大きさはわずかに3mmですので、間違いなくこの種類の発生初期の幼体です。成体の方はわずかに尾板がずれていますが、頭部先から尾板先端まで完全に保存された完全体です。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-007】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.1cm (直線測定) x 幅1.9cm
SOLD 母岩 : 9.5cm x 7cm
価格 : ￥4,476 (税込￥4,700)
特記 : 平均的サイズの完全体の標本です。
この個体は幅が広い状態で保存されており、比較的大きなサイズのものと思われます。三葉虫本体の中でも置換鉱物の色の変化があり、自然の美しさを感じることができます。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-005】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦3.3cm (直線測定) x 幅1.4cm
SOLD 母岩 : 10cm x 13cm
価格 : ￥7,048 (税込￥7,400)
特記 : 最大級クラスの大きな個体の、完璧な標本です。
頭部先から尾板の先端まで欠けがない完全体の標本です。この大きさでこの状態ですので、間違いなくこの種類のベストクラス標本です。
Placoparia tournemini
(プラコパリア トゥルネミニ)
【PLC-004】
オルドビス紀中期
Valongo Formation
Covelo
詳細写真 Portugal (ポルトガル)
本体 : 縦2.2cm (直線測定) x 幅1.5cm
SOLD 母岩 : 7cm x 10cm
価格 : ￥3,400 (税込￥3,672)
特記 : ちょうど平均的なサイズのポジネガ標本です。
尾部の先端はネガ側のプレートに行ってしまったようですが、節を数える限りはそれはほんのわずかのようです。三葉虫本体と母岩とのコントラストが美しいポジネが(凹凸)標本です。