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Paralejurus / パラレジュルス, パラレユルス

Paralejurus (パラレジュルス)は、Corynexochida (コリネクソカス目)のStyginidae (スティギナ科)に属します。この科はIllaenina (イレヌス亜目)ですので、ロシア産のIllaenus (イレヌス)と同様に、この種類も大きな尾板を持ち、体全体が丸いという特徴を持ちます。モロッコ・デボン紀三葉虫の中では、Scutellum (スクテリュム)が最も近い種類です。しかし、このParalejurus (パラレジュルス)もScutellum (スクテリュム)と同様、丸っぽく小さなものから細長い大きなもの、表面が滑らかなものから波のような模様があるものまで、実際は様々な種類がいるようです。

Paralejurus sp.
パラレジュルスの一種
【PRJ-024】
デボン紀中期
Oufaten area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 背周り6.4cm x 幅2.8cm
SOLD 母岩 : 4.5cm x 7.5cm
価格 : ¥17,800 (税込¥19,580)
特記 : ハミー氏が剖出した標本です。
体を折り曲げた体勢および尾板が少しずれがあるために見栄えはしないためこの価格です。ただ剖出自体は彼本人とのことです。母岩割れも少し目立ち気味ですが、よく見ていくと確かに全身ブラスターでしっかりと剖出されていることが分かります。
Paralejurus sp.
パラレジュルスの一種
【PRJ-023】
デボン紀中期
Oufaten area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 縦7.8cm(背周り9.4cm) x 幅3.3cm
SOLD 母岩 : 14cm x 10.5cm
価格 : ¥21,300 (税込¥23,430)
特記 : ハミー氏からの標本です。
彼がすべてを剖出したものではないですが、最大の特徴である複眼は見事な剖出になっています。このクラスの剖出ですとパラレジュルスの眼は網目状というよりやはり小さなレンズの集合体ということがよく分かります。本体は母岩割れに伴う補修や頭部に表面剥がれの接着があります。ただ写真のように全体は非常にナチュラルで、それをブラスターを用いて丁寧に剖出されているため、細かいしわなどもはっきりと残ります。この個体は定規で測っても8cm近くとかなり大きく存在感もあります。すべてがハミー氏本人の剖出ではないにしても、現地の他の工房からのものに比べるとやはり明らかに一段上の品質の、大きな個体の標本です。
Paralejurus sp.
パラレジュルスの一種
【PRJ-022】
デボン紀中期
Oufaten area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 縦7.4cm(背周り8.3cm) x 幅3.2cm
SOLD 母岩 : 11cm x 9cm
価格 : ¥21,300 (税込¥23,430)
特記 : ハミー氏からの標本です。
こちらも彼がすべてを剖出したものではないですが、最大の特徴である複眼は少し薄くなっている所はあるものの見事な剖出になっており、パラレジュルスの眼は網目状というよりやはり小さなレンズの集合体ということがよく分かります。本体は母岩割れ補修に加えて、頭部中央や胸部前方右、尾板左などに少し補填または着色が入っています。ただ写真のように全体は非常にナチュラルで、それをブラスターを用いて丁寧に剖出されているため、細かいしわなどもはっきりと残ります。こちらも定規で測っても7.4cmと大きく存在感もあります。また頭部裏も剖出されており細かいしわなどの詳細もはっきりと観察できます。すべてがハミー氏本人の剖出ではないにしても、現地の他の工房からのものに比べるとやはり明らかに一段上の品質です。
Paralejurus sp.
パラレジュルスの一種
【PRJ-020】
デボン紀前期
Mdâour area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 縦5.1cm x 幅2.5cm
SOLD 母岩 : 9cm x 6cm
価格 : ¥38,400 (税込¥42,240)
特記 : ハミー氏からの標本です。
彼からの標本ですので、母岩接着以外に樹脂による補填や着色等は一切ありません。ごく一般的なパラレジュルスの完体ですが、そこに多数の貝を始めとした生物が集まっており、そこまでも丁寧に残して一緒に剖出しているという、このところ彼がこだわって仕上げている周りの環境と共に仕上げたという標本です。三葉虫の死骸に貝類が集まっていたところ埋まったのか、小さな貝類などと共に一緒に流されて埋まったのか、あるいは貝類やその死骸が集まっているところに三葉虫が入り込んで生息していたのかは分かりませんが、彼による丁寧な剖出でしか成し得ない興味が尽きない標本であることは確かです。もちろん、三葉虫本体は彼剖出の特有の艶がありサイズもある、複眼に至るまで非常に丁寧に剖出されたものに変わりありません。