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Psychopyge / シコピゲ

Psychopyge (シコピゲ)は、Phacopida (ファコプス目)中のAcastidae (アカストイド科)に属します。しかしながら、頭部先の矛のような出っ張り (anterior process)、長いgenal spine(頬棘)と胸部のpleural spine(肋棘)にpygidial spine(尾棘)、しかも胸部と尾部には無数の爪のような突起があり、もちろんPhacopida (ファコプス目)の特徴である発達した複眼と共に、このような構造を持つ動物が今から3.5億年前の地球上に生息していたこと自体、驚きに値します。この種もその派手と大きさ、またこのような個体を岩石から剖出する手間、もちろん非常に産出量が限られるという希少さから、モロッコ産三葉虫の中でも最も人気の高く、それ故に高価な種の代表です。

Psychopyge elegans
シコピゲ エレガンス
【PSY-008】
デボン紀中期
Issoumour area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 頭部幅2.6cm(頬棘含まず)
SOLD 母岩 : 9cm x 9cm
価格 : ¥148,000 (税込¥162,800)
特記 : 世界最高職人ハミー氏剖出による標本です。
Issoumour産の最もよく見られる種類です。真っすぐでないためか、左側にわずかに損傷があるためか、あるいは通常種としては大きくない個体のためか、通常より若干安くなっていますが、それでもハミー氏本人による剖出のため、最高クラスの品質でシコピゲとしての特徴を十分に観察することができます。
Psychopyge sp.
シコピゲの一種
【PSY-007】
デボン紀中期
Oufaten area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 縦シコピゲ6.0cm & ゲラ1.9cm
SOLD 母岩 : 12cm x 12cm
価格 : ¥261,000 (税込¥287,100)
特記 : シコピゲの中でも希少種に当たる種類、ハミー氏による完品です。
おそらくPsychopyge termierorumと思われます。2001年に種記載された希少種で、粒が多い質感や頭部先の矛の様子が通常種のP.elegansと大きく異なる点です。P.elegansの母岩とは違って少し難易度が上がりそうな質感ながら、彼の最高クラスの剖出具合の丁寧さにより全く問題なく、もちろんB級品でもコレクター放出品ではない、出来上がったばかりの彼トップクラスの標本です。母岩にはゲラストスも付いており、もちろんこちらも同様にトップクラスの品質です。