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Coltraneia / コルトラネイア

Coltraneia (コルトラネイア)は、Phacopida (ファコプス目)の中のAcastidae (アカストイド科)に属します。この科には、数多くの代表的モロッコ産デボン紀三葉虫が属しています。元々は同科のTreveropyge (トレヴェロピゲ)の一種として分類されていましたが、眼のレンズの数等の明らかな違いも含めて多くの差異があったため、1997年にこの属名が提唱されました。最大の特徴であるこの大きく目立つ眼を持つ風貌がジャズ界の革命児John Coltrane (ジョン コルトレーン)にそっくりということで、この名が付けられました。モロッコからは最近になって数種が記載され、C.oufatenesis, C.effelesa, C.berberaなどがそれに当たります。

Coltraneia sp.
コルトラネイアの一種
【TRN-010】
デボン紀中期
Oufaten area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 縦6.0(直線測定) x 幅3.5cm
SOLD 母岩 : 11cm x 12cm
価格 : ¥42,300 (税込¥46,530)
特記 : ハミー氏からの標本です。
彼本人がすべてを剖出したものではないですが、最大の特徴である複眼は彼もしくは同等の完璧な剖出です。おそらく一つのレンズも失われていないのではないでしょうか。3つに割れた母岩の接着があることもあり、体全体の品質は彼本人がすべてを剖出したものからはどうしても落ちますが、十分なサイズの個体であり、接着補修以外の補填もほぼないようですので、現地の一般工房には成し得ないクラスの品質に間違いないかと思います。
Coltraneia sp.
コルトラネイアの一種
【TRN-009】
デボン紀中期
Oufaten area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 幅3.7cm
SOLD 母岩 : 9cm x 8cm
価格 : ¥62,300 (税込¥68,530)
特記 : ハミー氏剖出の完品です。
平均サイズかそれより若干大きいかもしれません。もちろん母岩割れ接着以外の補填着色の類いは一切ありません。これまでも彼剖出のこの種類を何点も扱ってきましたが、やはり自然の産物であり人が地層から採取するものですから、彼の工房からの標本とはいえ、わずかながらもどこかしらに損傷があるものです。しかしこの標本は写真の通り、ものの見事に完全完璧です。この種の最大の特徴である多数の複眼に至っては、その中の小さな小さなレンズのその一つも欠けていないのではというほどです。間違いなく過去最高クラスの逸品です。