Hiemalora / ヒエマロラ
Hiemalora (ヒエマロラ)は、平らな同心円ディスク状ながら、その周りをヒゲ/棘のようなものが放射状に囲んでいることがその最大の特徴です。この形状からこれまでは、クラゲやイソギンチャクやサンゴが属するCnidaria/刺胞動物門に分類されていました。しかし最近になって茎や葉状の組織が着いているものが発見され、他のディスク状の生物と同様、ポリープ状の生物が岩に固着している部分/holdfastではないかと指摘する説も浮上しています。オーストラリアやロシア・白海地域の他、シベリア、ウクライナ、カナダのニューファンドランドやマッケンジー山脈などからも見つかっています。