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Sinsk biota / シンスク生物相

シベリア東部のLena River/レナ川周辺には、カンブリア紀前期のBotomian stage (約5億2000万年前)のSinsk Formation/シンスク層と呼ばれる地層が広がっています。この地層からは多数の保存状態の良い化石が見つかり、カンブリア紀化石のラーゲルシュテッテ/ラーゲルシュテッテン(特に保存状態の良い化石を産する土地)として世界的に有名です。当時のこの環境は低酸素ながら多くの生物が生息していたことが分かっており、またカナダ・バージェス頁岩からの生物との共通点も多く、今後の研究の成果が期待されています。

なお、このLena River/レナ川流域は、前述のこの地層を含むカンブリア紀に生成した150-300mクラスの崖(Lena Pillars/レナ川の柱群)が広がっており、その重要性からレナ石柱自然公園として2012年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。

※ このページの標本は、すべて現地で合法的に採掘されたものです。