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Eoharpes / エオハルペス

モロッコは、たくさんの種類の三葉虫が産出するカンブリア紀やデボン紀のものと同様、Dra Valley (ドラ渓谷)周辺からはオルドビス紀の三葉虫がたくさん産出します。このオルドビス紀の地層は、Arenigian (アレニギアン)などオルドビス紀前期から中期に属するものが多く、ロシア産オルドビス紀三葉虫と似たような時代に当たるため、このモロッコのオルドビス紀の地層からは他にも、Asaphus(アサフス)やその仲間やMegistaspis(メギスタスピス)、Basilicus (バシリクス)やAmpyx (アンピクス)などの似たような種類が多数産出することも興味深いところです。

Eoharpes (エオハルペス)は、近年独立してOrder (目/もく)とされているHarpetida (ハルペス目)の一種です。モロッコ・デボン紀のHarpes (ハルペス)同様に、帽子のつばのような部分がglabella (頭鞍)周りに発達し、小さな眼、多数の節を持つ胸部、小さな尾板などが特徴の種類です。オルドビス紀からのHarpetida (ハルペス目)としては、カナダ・オンタリオ州からのParaharpes (パラハルペス)やDolichoharpes (ドリコハルペス)などが有名です。

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