Maurotarion / マウロタリオン
Maurotarion (マウロタリオン)は、Proetida (プロエトゥス目)の中のAulacopleuroidea (アウラコプレウラ超科)、Aulacopleuridae (アウラコプレウラ科)に属しており、モロッコ産デボン紀三葉虫の人気種である、Cyphaspis (キファスピス)やOtarion (オタリオン)が同じくこの科の種類です。これらは小さいながらも鋭く長い頬棘が印象的な種類です。
北米のMaurotarion (マウロタリオン)は4種存在し、その中でも特に米インディアナ州のシルル紀Waldron Shale (ワルドロン頁岩)からのMaurotarion christyi (マウロタリオン クリスティ)、あるいは米オクラホマ州のデボン紀Bois d'Arc層からのMaurotarion axitiosum (マウロタリオン アキシチオスム)が有名です。どちらも大きさは1cmほどの小さな種類ですが、派手な頬棘で存在感がある種類です。