Wujiajiania / ウジアジアニア
Wujiajiania (ウジアジアニア)は、Ptychopariida (プティコパリア目)の中のOlenina (オレヌス亜目)、Olenidae (オレヌス科)に属しており、縦長の体に多くの節と小さな眼および尾板をもつ、見た目はとても地味な三葉虫の種類です。この科の仲間としては、主に北米や北欧からのTriarthrus (トリアルツルス)や、イギリスから多く産出するOlenus (オレヌス)などが知られています。
カナダ・ブリティッシュコロンビア州の南東部Cranbrook近くのカナディアンロッキーからは、McKay Group (マッケイ群)と呼ばれるカンブリア紀後期の地層が広がり、三葉虫が多数産出することが知られています。この産地からの代表的な種類としては、このWujiajiania (ウジアジアニア)、Labiostria (ラビオストリア)、Elvinia (エルヴィニア)、Irvingella (イルヴィンゲラ)などが挙げられます。この産地のものはどの種類も数mm-2cmくらいのとても小さいものが非常に多いのが特徴です。