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Ogygiocarella / オギギオカレラ

Ogygiocarella (オギギオカレラ)は、R.Forty (リチャード・フォーティー)博士の著書"三葉虫の謎"に述べられている通り(表紙にもなっています)、おそらく科学雑誌に記載された最初の三葉虫です。但し、当時は三葉虫の存在自体が知られていなかったため、その雑誌には魚の"カレイ"として論じられています。

Ogygiocarella (オギギオカレラ)は、Asaphida (アサフス目)の中のAsaphoidea (アサフス超科)、Asaphidae (アサフス科)に属しているため、ロシア産オルドビス紀三葉虫の代表であるAsaphus (アサフス)はもちろんのこと、Megistaspidella (メジスタスピデラ), Valdaites (ヴァルダイデス), Niobella (ニオベラ), Pseudoasaphus (シュードアサフス)Pseudobasilicus (シュードバシリクス)など、たくさんのロシア産の三葉虫と非常に似ているのもうなずけます。またOgygiocarella (オギギオカレラ)とほとんど同じような種類に、Pseudogygites (シュードギギテス)というカナダのオルドビス紀中期の地層から産出するものも有名です。

Ogygiocarella debuchii
オギギオカレラ デブッキイ
【OGY-001】
オルドビス紀中期
Llanvirn Series, Llandelian Stage
Dulas Broore, Builth Wells, Powys
詳細写真 United Kingdom (イギリス)
本体 : 縦4.5cm x 幅3.5cm
SOLD 母岩 : 5cm x 10cm
価格 : ¥6,095 (税込¥6,400)
特記 : ちょうど平均的サイズの個体です。
頬など一部がまだ岩石に埋まっているようですが、体全体が残っている標本で、母岩割れもなく、母岩の表と裏にはLloydolithus (ロイドリサス)の一部も確認できる興味深いプレートです。
Ogygiocarella angustissima
オギギオカレラ アングスティッシマ
【OGY-004】
オルドビス紀中期
Llanvirn Series, Llandelian Stage, Llanfawr Mudstone Formation
Builth Inlier, Wales
詳細写真 United Kingdom (イギリス)
本体 : 縦6.5cm x 幅5cm
SOLD 母岩 : 14cm x 14cm
価格 : ¥8,000 (税込¥8,640)
特記 : この種にしては6.5cmもある大きな個体の標本です。
頭部先端から尾部先までの体全体が見事に保存されています。頭部中央部が若干潰れたようになっているため、もしくは三葉虫の裏面であるためか、特に眼をはっきり観察することは難しくなっていますが、両頬はしっかりと保存されています。この標本には興味深いことに、母岩の裏側に同じくらいの大きさの個体のネガ(凹)が残っているため、同時に2体の三葉虫を観察することができます。